名作クロノグラフ:ブライトリング モンブリラン 01 リミテッド

時計

2022年は僕にとって時計イヤーになっています。
今年だけで縁あって3本の時計が増えました。
既に2本はご紹介済み。

ブレゲもパテックフィリップも、言わずと知れた一流メゾン。
そしてそれらの金無垢ドレスウォッチは違った趣を持ちながらも、どこまでも美しく引き込まれるような時計でした。

今回の時計はさらにガラッと趣が変わり、スポーティなモデル。
サイズもこれまでの33ミリや36ミリとは大幅に異なり、40ミリの時計です。

スーツやジャケットスタイルには合わせづらいのでは?という懸念がありました。

◆ブライトリング

ブライトリングは、1884年、レオン・ブライトリングが時計工房「G. Leon Breitling」を開いたことを起源に持ちます。

同社のアイコンはなんといってもクロノグラフ。
ブライトリングのほとんどのモデルに搭載されている機能ですが、1915年に初めて腕時計型クロノグラフを世に出したのがブライトリングだとか。
時計ブランドにはよくあることですが、歴史を紐解くとどういった性格のブランドなのかわかるような気がします。

このブライトリングは古くから空軍御用達だったそうで、パイロットウォッチの先駆け的な存在です。
今回の「モンブリラン」に関してもパイロットウォッチとしてのディティール、パイロット用回転計算尺を備えています。

僕はあんまり飛行機を操縦することはありませんから、デザインとしての特徴に留まりますがこれがスポーティな雰囲気をもたらしますね。

◆モンブリラン 01 リミテッド

01リミテッドはなかでも独特なモデルです。

エンジ色のデイトは限定モデルならではだそうです。
白文字版に赤いアクティブな印象の針はさすが洗練されたデザイン。美しい仕上げのステンレスベルトと相まって、スポーツモデルだからといって粗野ではありません。

このベルトのもたらすキャラクターは特筆すべきところで、革ベルトに交換すると一気にワイルドなイメージになります。

とはいえ白文字版はどこまでいっても上品で、存在感はあれど装いの邪魔はしません。
また、リミテッドの魅力はもうひとつ。

裏蓋がスケルトン。
これ地味に嬉しいんです。
時系列的にはこのブライトリングの後にカラトラバを手に入れたのですが、それまではスケルトンの仕様はこの時計のみ。
やはりロマンがあります。

◆着用


suits:リングヂャケット
tie:アットヴァンヌッチ
shirt:鎌倉シャツ

ロングターンが標準装備のこのダブルブレストスーツに合わせるにはクラシックな時計が良いのでしょうが、そこまで王道をいく勇気はありませんでした。
ちょっといかつすぎるかとも思いましたが大丈夫そうですね。
40ミリの大きめな時計ですが、洗練された意匠が装いの幅を広げてくれます。

やはり存在感はありますが、良いアピール力です。
レパートリーにない魅力ですね。
様々な装いに合わせて楽しみたいところです。

◆まとめとあとがき

ちなみに個人的にはステンレスベルトがめちゃくちゃ気に入ってます。
時計自体への思い入れもめちゃくちゃ強いのですが、ベルトもまたひとつのストーリーがありました。
ここでは多くを語りませんが、人の縁とは良いものですね。
時計自体も縁がもたらしたものであり、本当に気に入っています。
ブライトリングはスポーティながらも洗練されたブランド。
カジュアルやアウトドアだけではなく、ドレススタイルにもある程度合わせられる懐の深さに、当初の懸念は杞憂だったと感じました。
このモンブリランは廃盤ですが、現行のナビタイマーでも小ぶりのサイズはあるようです。
38ミリなども店頭にはありました。
今時計シーンは混沌の時代。
ロレックスやパテックフィリップなど、資産価値が高いものは店頭にすら並んでいない、商品のない店頭にお客と店員がいるような、奇妙な状況になっています。
そんな中でも安定して供給を続けてくれているブランドは貴重で、やはり店頭で実物を見るのは楽しいものですね。

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