レクタンギュラーの決定版:ジャガールクルト ビッグレベルソ

時計

レベルソと言えば、クラシック好きの中には嫌いな方はいないのではないでしょうか。
独特なアールデコ様式に絶妙なサイズ展開。
デュオやデュオデュオ、エングレービングなどのギミック。
凛としたたたずまい。

5年ほど前に新品で購入し、以来相棒として活躍しています。
先日ベルトを交換したのでこれを機にレビューしましょう。

 

 

◆ジャガールクルト

時計が好きでもなければあまり馴染みのないブランドかも知れません。
ロレックスやオメガと比べたら日本での知名度は低いですよね。
ジャガールクルトの創業は古く、1833年、アントワーヌ・ルクルトが起こした工房をルーツにもちます。
強みはなんといってもその技術力。マニファクチュールと呼ばれ、外装だけでなくその精密な機構の心臓部まで自社で造り上げています。
名作と名高いシリーズを世に多く産み出していて、そのひとつが「レベルソ」です。

個人的にはもう一本欲しいくらい時計において最高の満足度をもつ「レベルソ」ですが、数多の名作はその全てが時計好きをうならせます。
話は若干逸れますが、「アトモス」なんかは本当に美しく、唯一無二の魅力を持っていますね。

このアトモスは電池で動くのではなく、「空気」「気温差」を動力に換え半永久的に動き続けます。
この日本での扱いには少々注意が必要ですが、とてもロマンあふれる置時計ですね。

 

 

◆ビッグレベルソ

こちらは旧型ですが、名機cal.822を搭載した手巻きモデルです。
いわゆる「巻き心地」がしばしば讃えられますね。
今発売されているのはこのムーブメントを少し改変したもので、賛否両論ありますが僕は圧倒的に現行モデルが良いと思います。
多少コストダウンの気はみられますが名機には違いありませんし、腕にフィットするケースデザインは素晴らしい改良であると言えます。

これでもそれなりに小さな時計ですが、更にワンサイズ小さい「クラシック」というモデルもあります。
こちらがギョーシェ(文字盤に格子柄の彫り込みを施した加工)がなかったので、ビッグレベルソを選びました。
現行にはどちらもギョーシェが施されているようです。いいなあ。

ちなみにこの時計、くるっと回ります。

ポロを起源にもつこのレベルソは、競技中も文字盤を傷つけない工夫としてこの回転する仕組みを取り入れたそうです。
裏面には家紋などをエングレービングしていたそうですね。
僕もいずれ何か彫ってもらおうと思いますが、未だ思いつかず手をつけてません。

この機構を利用して、裏にもう一つ文字盤があるレベルソならではのGMT機能「デュオ」や、ケースの素材までかえられてしまう「デュオデュオ」などがあります。

デザインがブルーやレッドのカラーレベルソなど、「レベルソ」だけでもその種類は枚挙にいとまがありません。
これはコレクターの存在にも頷けますね……。

◆カミーユ・フォルネとジャガールクルト

今回レビューのきっかけになったのは、時計ベルトの交換です。
今回はカミーユフォルネで購入・交換していただきました。

見えにくいですが、ブラックのリザードです。
カミーユフォルネはジャガールクルトの純正ベルトの作成元だとかきいたこともありますが、真偽は定かではありません。ただ……

 

上質なエキゾチックレザーとの相性は間違いなく抜群。
今回は新たに購入した靴に合わせて交換しました。

 

グレインレザーのコンビシューズ。
リザードの質感が私の技術不足でなかなか伝えられないのが残念ですが、かなり相性は良さそうです。

これ、特定の靴なんかに合わせたら他の靴の時つかえないんじゃないの?とお思いかもしれませんが、カミーユフォルネの現行時計ベルトは手動で簡単に付け外しができるので気分で替えることができるのです。
今後買い足していけばその時の合わせ方で様々な楽しみ方ができます。
しかも裏面防水仕様。汗もそこまで気になりません。
ニクいつくりですね。

 

◆まとめ

20代も前半に購入し、未だにトゥーマッチ感の否めない時計ですがかなり信頼していますし、ずっとお気に入りです。
今後も永く使っていくと同時に、さらに小さいクラシックサイズの金無垢モデルが欲しいところ。
いつか買い足せたらいいな、と企んでいます。

現行でもおススメのこの時計、是非新たに時計を購入の際は候補に入れてみてください。

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コメント

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