ラグスポyurime選:ショパール アルパインイーグル

時計

2022年は本当に時計に恵まれた年になりました。
(まだ8月だが)

ブレゲ、パテックフィリップ、ブライトリング、そして今回のショパール。
いずれも奇縁があって私の手元にやってきたものですが、それを語るのは対面して呑んだときにとっておくとして……。

今回は【ラグスポyurime選】と題して、またもやひとつの到達点について語りたいと思います。

 

◆ラグスポ

「ラグスポ」とはラグジュアリースポーツウォッチの略で、代表的なものには

・PATEK PHILIPPE ノーチラス
・AUDEMARS PIGUET ロイヤルオーク

などがあります。
早い話が高級スポーツウォッチなわけですが、ラグスポはブームの後押しもあり価格が高騰しています。
ノーチラスなどは定価でも300万円程度ですが、今やその10倍の価格がついたりします。
ロイヤルオークも同様。
これではとても手が出せませんので、【yurime選】からはおのずと外れてしまいます。

一方、比較的安価なラグスポもあります。
モーリスラクロアの「アイコン」などはその代表格です。

画像はお借りしました

なんとこちらであれば20万円以下で購入することが可能です。
素材のクオリティも高く、高級感はそれなりにありますからとてもおすすめの時計ではあります。

しかし、今回の選考にあたって重要なポイントが「バランス」でした。
アイコンは間違いなく素晴らしい時計ですが、更なる高級感を求めたわけです。
そうなると当然ノーチラスやロイヤルオークよりも安価で、アイコンよりも高級なものになります。
実はこうなると選択肢がかなり限られてくるのがこのラグスポマーケット。
もちろん全然ないわけではなく、ジラールペラゴやウブロなどが魅力的なモデルを出しています。

その中でも今回選んだのが、ショパール アルパインーグルです。

◆CHOPARD<ショパール>

ショパールは、今でこそジュエラー、つまり宝飾ブランドとして名を馳せていますが、その起源は時計にあります。
1806年、スイスにて、ルイ・ユリス・ショパール氏が創業したブランド。
時計職人であるショパール氏が創業したものですから、当然時計ブランドです。
今日の僕たちが持つジュエラーとしてのイメージは、(おそらく)1963年にカール・ショイフレにブランドを委託したことに起因するものと推察できます。

カール・ショイフレはドイツの名門ジュエラーですから、そこから新たなスタートをきったショパールが今のイメージを作り上げているのでしょう。

しかしながら、ショパールはカール・ショイフレと協力することで時計としてもとんでもない名作を産み出しています。
それがL.U.C

公式HPから拝借

「究極のエレガンス」と題して打ち出されるこれらのモデルは、素材、ムーブメント、そしてその造形に至るまで隙がありません。
間違いなくパテックフィリップと肩を並べる名作だと思います。

といっても今回は、そんなショパールの別の時計のお話です。

閑話休題。

◆アルパインイーグル

「アルプスの鷲」を意味するこの時計。
昨今のラグスポブームの中にあり、やはりショパールらしいエッセンスを感じます。

僕が選んだのは36ミリの【アルパインイーグル スモール】。
男性に人気があるのは圧倒的に41ミリでデイト表示のあるラージサイズですね。
36、41といっても、サイドの耳部分も含めていますから実際の装着感はもう少し控えめです。
耳を除いて「実質34ミリ!」などという意見も見かけますが、実質てなんやねん。
全部含めて実質でんがな。

アルパインイーグルの文字盤は鷲の虹彩からインスピレーションを得ているそうです。
そして細く長い針はその羽根だとか。

猛々しくも静謐さすら感じさせるその気品めいたイメージは、確かに表現されているように思います。

裏はスケルトン。
ムーブメントは「Cal.09.01-C」。パワーリザーブは42時間です。

また、光を受けて輝くこの素材はショパールが独自開発したルーセントスティールA223。
剛性と美しさを兼ね備えた、「ゴールドのように使えるスティール」だそうです。

◆装いとの親和性

今回サイズを検討するにあたりもっとも留意したのが装いとの親和性です。
人気の高いラージサイズはその美しい文字盤、そしてルーセントスティールの魅力を余すことなく発揮できる太いブレスレットが魅力です。
しかしスーツスタイルに合わせるには、個人的には少し大きすぎるような。

当然、好みと言ってしまえばそれまでなのですが、スモールサイズであれば安心してスーツに合わせられます。

また、10気圧防水のパフォーマンスは汗をかく夏にも最適。

ショパールらしい上品さを体感することができます。
もちろんジャケットスタイルにも映えますから、僕の生活様式にはまさにお誂え向きです。

小さいサイズでも控えめとは言えない存在感。
実際にはブレスレットがきらきらと反射しますから、より目立つ印象です。
もちろんラージサイズとはとてつもなく悩みましたから、どちらが良いとかではありません。
スモールサイズが僕のスタイルにあっていたということですね。

そして着用感はさすがのひとこと。
リラックスしてつけられます。邪魔に思うことはまったくありません。

◆まとめとあとがき

今回は世間の認識としてはジュエラーのイメージの強いブランドの時計でしたが、剛性もエレガントも捨てたくない僕にとってはとても良い選択になったと思います。

僕のレパートリーにはラグスポはありませんでしたから、これでひとまず一通りはそろいました。
これからしばらくは持っている時計を愛でて過ごしたいと思います。

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装い、メソッド。

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