不変の美しさ:ブレゲ クラシック3360 パワーリザーブ

時計

腕時計は多くは持っていないので、関連する記事も少ないものでした。

相棒になってしばらく、ジャガールクルトのレベルソ。

クリーンな面持ちでこれまで何度も助けられた、グランドセイコーのクオーツ。

やはり時計といえば高額アイテムの代名詞、そう何度も購入する機会はありません。
今回もかなり悩みましたが、兼ねてから憧れていたブレゲクラシック。
行動しないわけにはいかず購入に至りました。

もはや自分でもレベルソに頼りすぎて、レクタンギュラーなイメージでしたが今回はラウンド、しかもかなり小ぶりです。
使い分けも楽しめそうなラインナップが手元に揃ってきました。

◆Breguet:天才時計技師ブレゲ

ブレゲは逸話に事欠かないブランドですね。
マーケティングの妙なのか実力の程なのかは僕程度では判断がつきませんが、キャッチ―で魅力的なエピソードが多く残っています。
そのほとんどが創業者、アブラアン-ルイ・ブレゲとその息子であるアントワーヌ-ルイ・ブレゲによるもの。
そしてその逸話というのが、下記のような内容です。

・パーペチュアルカレンダーを発明
・伝説の複雑機構時計「マリー・アントワネット」を制作
・トゥールビヨンを発明
・ギョーシェを考案
・ブレゲ針、ブレゲ数字を考案
などなど……

まさに枚挙にいとまがありませんが、数々の偉業を成し遂げたブレゲは「時計の歴史を2世紀早めた」と称賛されることになります。
まあ、僕よくわかんないですけど。

だれかこの凄さわかる?教えて。

◆ブレゲクラシック 3360

このモデルはシンプルな「クラシック」シリーズで、パワーリザーブを携えたもの。
パワーリザーブは45時間と決して長くはありません。
そして手巻き。丸二日は持たないので、必然的にほぼ毎回巻き上げが必須になります。
これは「不便だな」と思われるかもしれませんが、鳥のさえずりを煩いと思わないように、この巻き味がなんとも心地よいものです。
そして必ず触れなければならないのがこのギョーシェ。
3種類のギョーシェ彫りを堪能できるデザインです。

文字盤でメインで使われている「クル・ド・パリ」。
「パリの爪」といった意味合いがあるそう。とても好きな装飾のひとつです。

スモールセコンド部。
このギョーシェ彫りに名称があるかは存じ上げませんが、美しい模様です。

パワーリザーブ部。
こちらも名称不明。

このように複数種類のギョーシェが合わさって美しい文字盤を演出しています。
サイズは33ミリ。
ムーブメントはCal.818です。
勘の良い方はお気づきかもしれませんが、このムーブメント、ジャガールクルト製です。
人気なのは自社ムーブメントですが、他社とは言えジャガールクルトとなると別格。
その巻き味はさすがの一言で、巻く時間すら優美に感じます。

コインエッジ。
このデザインもブレゲの代表的なものですね。
ケースは18金イエローゴールド。

◆使用感

実際に着けてみると、33ミリの文字盤はとても小ぶりです。
しかしさすがのデザイン。威厳あふれる佇まいは、まさしく「クラシック」。

充分に存在感を放っています。
最近のモデルには40ミリ前後のものがありますが、こちらは僕には大きすぎます。ラグが浮いてしまいますし、好みからも外れます。
ドレスウォッチの基本は金無垢の3針と言われていて、こちらはパワーリザーブがある分「究極にフォーマル」とは言えない面構えです。
しかしブレゲならではのキャラクターがこの意匠にあふれている、ユニークかつ古典的な時計ですね。

個人的にはこのスーツに合わせるのが気に入っています。
パキっとした時計の存在感を、優しい色味のペコラネラが中和するような。

いずれにしても33ミリは僕にとってベストサイズ。
普段の装いにも無理なく馴染みました。

◆まとめとあとがき


これで我が家の時計は3つになったわけですが、役割的には実は結構被っています。
次はスポーツウォッチかな?と思いつつも一年のうち362日くらいスーツやジャケットスタイルで過ごしているので、いまいち食指が動きません。
結果的にはこれで良かったかな。
ベルトは近日中に替えて様々な装いに合わせられるようにしようと思います。
愉しみは尽きません。

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