トラウザーズ難民の僕が買うべきものはわかりきっています。
トラウザーズ難民なのだから、トラウザーズ、それもグレーの中庸なやつです。
「ジャケット持ってないんだけど、初めて買おうと思うんだよね」という友人には多くの紳士諸兄が「それならネイビー無地がおすすめだよ」と進言するのと同じように、
「トラウザーズが足らないんだよね」状態の僕がアドバイスを求めたとしたら多くの紳士諸兄は「それなら普通のデザインで、上質なグレーが良いんじゃないかな」と天の声を授けることでしょう。
そう、僕が買うべきなのはキチンと普通で、グレーの合わせやすいトラウザーズです。
◆VIGANO グルカトラウザーズ
![](https://www.shoestresbiencuit.com/wp-content/uploads/2021/03/DA3BE9D3-DE7E-4808-AD3F-0F60461B0230-scaled-e1615282856899-834x1024.jpeg)
これは……。
ネイビーのグルカだ……。
そう、グレーの中庸を買うべき僕は「ネイビーのグルカトラウザーズ」を手に入れたのでした。
しかし最近流行っている気がするグルカトラウザーズ。
こんなのに手を出して大丈夫か?という声がきこえてきそうですが、誰の声もきこえない孤独よりは幾分素敵な環境でしょう。
欲しかったものは仕方がありません。
◆VIGANO
もともとはサルトリアとして1900年代初頭に設立されたブランドだそうです。
昨今、ファクトリーブランドとして躍進を続けており、その技術力の高さには定評があります。
今回のトラウザーズはビームスの別注モデル。
しっかりしたドレスブランドがつくるグルカトラウザーズ。
ただ流行りに乗るだけなつもりではありませんが、ちょっとときめきポイントがあるんです。
◆ディティール
まずは細かいディティールw見ていきましょう。
![](https://www.shoestresbiencuit.com/wp-content/uploads/2021/03/C8A52D9D-AD5B-4F8A-84A9-5534DAA64B38-1024x1024.jpeg)
2プリーツです。
このあたりはグルカらしいディティール。
生地の織元は不明ですが、無地のフランネルです。
光沢がしっかりあって、上質な生地です。
![](https://www.shoestresbiencuit.com/wp-content/uploads/2021/03/A91105D0-CAEB-440A-8FA0-70BAD14EFBD1-1024x1024.jpeg)
ポケットは後ろ右側のみフラップがついています。
ここもどことなくミリタリー。
◆着用
![](https://www.shoestresbiencuit.com/wp-content/uploads/2021/03/0278480B-057B-421B-B85A-7190473D1104-1024x1024.jpeg)
実際に履いてみました。
シルエットはかなり太めですが、さすがのドレス感。
しっかり計算されて作りこまれいてるのがわかります。
要となる腰回りのディティールですが、長い持ち出しでウエストが締まるようになっています。
この持ち出しがあると、ウエスト位置は高くなりますね。
![](https://www.shoestresbiencuit.com/wp-content/uploads/2021/03/72CA3A76-4643-4EF2-9618-80AA3FB08D1E-1024x1024.jpeg)
今季大のお気に入りとなったツイードジャケットとあわせてみました。
ツイードのジャケット、コーデュロイのシャツ、フランネルのトラウザーズと秋冬感満載の装い。
ちょっと遅かったですね。
![](https://www.shoestresbiencuit.com/wp-content/uploads/2021/03/C28586E4-8299-447F-ABE3-798884760149-1024x982.jpeg)
セオリーにはありませんが、ネイビーのブレザーと。
ウエスト位置が高いので、ボタンを締めるとウエスト部分が隠れます。
シャツはブルックスブラザーズのボタンダウン。
◆まとめ
このトラウザーズ、ちょっと「カマーバンド」のような雰囲気を感じます。
![タキシードのカマーバンドとは?知るだけで着こなしが変わるフォーマル知識 | BOTTONE](https://www.shoestresbiencuit.com/wp-content/uploads/2021/03/image.jpeg)
僕は昔バーテンダーをしていたので、このカマーバンドにとっても憧れがあったんです。
確か百貨店で2万円くらいで購入したのですが、バーテンダーを辞めてからはつける機会など皆無で実家においてきてしまいました。
ですがこのグルカトラウザーズは、ミリタリーなディティールながらドレスな性質も持っている。
長い持ち出しを携えた幅広のウエスマンはさながらタキシードのようなエレガントさ……
というのは、ちょっと誇張しすぎでしょうか。
![](https://www.shoestresbiencuit.com/wp-content/uploads/2021/03/E5C03C5A-B3DE-48F6-BAB5-D7391EB7DC7C-1024x1024.jpeg)
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