コンビシューズを履く :VASS アデレードウィングチップ

この靴、購入したもののすっかり忘れてました。
気に入って結構履いているのですが、なんだか日常にすんなり溶け込んでいましたね。
とは言ってみるものの、この靴、冒頭とは裏腹に凶悪な面構えだと思っています。
実はVASSの靴を買いだしたときからこのコンビは気になっていて、マイサイズが欠けていたので諦めることが出来ていました。
しかし突如として追加入荷、さらにセールにかかるという特殊ムーブを見せられました。
つくっていきなりセールに出すって、どういう事なんだ?

 

◆VASS?

もはやかなりの知名度ですが、気になる方は是非以前の記事も読んでみてください。

なんとどれも同じラストという面白みの無さなので、記事も似たり寄ったりなのですがよく考えればラストは同じでもその魅力はそれぞれ違うのだから、そういった部分をもっとレビューすればよかったなと今更ながらに感じました。
なのでこの3つの記事は近い内にリライトします。
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◆Fラスト

Fラストは、伝説的靴職人であるロベルト・ウゴリーニ氏がVASSで作り出した木型で、日本向けに制作したため日本人にもよく合うとか……。
「日本人の足」というワードに懐疑心を抱く方も多いようですが、エジプト型やギリシャ型といった表現があるくらいですからまあ「日本人らしい足」もあるのかもしれませんね。
ただ、私は一つだけ物申したい。Fラスト、ネーミングがよくない。
ウゴリーニ氏の故郷フィレンツェからとったネーミングだそうですが、ややこしいじゃないか。
きっとウィズのことと勘違いする方いますよ。D、E、Fを単体でラスト名で使うのはやめにしませんかね。

 

◆グレインレザーコンビ アデレード

あろうことか全く写真を撮らずに履き下ろしてしまいました。
とんでもない愚行ですね。笑

先述の通り、ラストはFラスト。カラーはブラックですが、グレインレザーとのコンビです。
細身のアデレードが特徴的ですね。
内羽根のウィングチップは持っていなかったので、ラインナップに新たな雰囲気が加わりました。

VASSのメダリオンは打ち込みが甘く、しばしば穴が空き切っていない場合があります。
この靴はそういったこともなく、良い個体だと思います。
制作者は職人のアッティラさんであることがほとんどなのですが、これは違う方が作ったようです。
同じラストでも、ウィズが狭く感じます。
これは吊りこみによる体感の変化なんでしょうか?
詳しくはわかりませんが、そういうこともありそうです。

 

◆着用

履いてみると、美しさが際立つのがこのラスト。
同色異素材のコンビが全体の雰囲気をうまく引き締めていると思います。
 

赤いソックスをあわせて。

◆まとめ

靴としては邪道かもしれませんが、これくらい遊びがあってもおもしろい。
どうせ我々着道楽は死ぬまで買い続けるのですから、食指が動けばそれで間違いはないというもの。

6足以上の靴は趣味の領域ですから、好きなものを好きなように買えばいいと思います。
今回のアデレードも良い買い物でした。

VASSの極端な安売りが続きますが、どういった意図があるのでしょうか。
先行きが気になりますが、僕のVASSは4足目のこれを以て一先ず打ち止め。
VASSだけで靴棚を占拠してもしかたありませんから、更なるお気に入りを探していこうと思います。

 

靴に合わせて、時計ベルトをリザードにしました。

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装い、メソッド。

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