齋藤 力氏、新たなるステージ:DORSO

雑記

確かに、同氏には全幅の信頼を置いてます。
何を隠そう、僕をこのえげつない沼にぶち込んだ立役者の一人が、齋藤氏なのです。
はじめて仕立てて頂いたスーツに関してはこのブログにも記事にしてありますが、昔過ぎて恥ずかしいのでリンクは貼りません。

まあそこそこ長くお付き合いいただいていることもあり、よくフィッティングを見て頂いたり買い物の相談に乗って頂いたりしました。

そういったことも相まってか、以前お務めだったテーラーを辞めたられた際、「齋藤氏はどうなったんだ?」「次はどこで何をするんだ?」と、数多く(当社比)の質問が僕のTwitterに寄せられました。
が、「知らんがな」という回答しか持っておらず、誠に遺憾ながら「本人に訊いてみては?」といったパンがなければケーキを食べればいいじゃないみたいな論法に頼らざるを得ませんした。

ところが先日、一国一城の主となられた齋藤氏の新たなステージにお邪魔してきましたので、ついに情報をお伝えできることになった次第です。
でも、気になるならお店に行けばいいじゃない。

◆DORSOと新生:齋藤 力氏

その屋号は「DORSO」。「ドルソ」と読むそうです。
お店のコンセプトなどは、公式HPをご覧になられるとよいかと思います。
見応えのあるHPですので。
確か「愛は地球を救う」とかだったと思います。
いやそれ24時間テレビやないかい!!!!(ここで爆笑)

DORSO
DORSO。この度、DORSOという新ブランドを立ち上げました齋藤力です。私は幼い頃から自分が着る服への拘りが強く、洋服のことばかりを考えて青春時代を過ごしました。出会い自...

(本当のコンセプトは「美しさだけが世界を救うでしょう」でした。かっこいい。タチの悪いふざけかたをしてしまった。)

ともあれ、指をくわえてHPを眺めているだけでは欲望が募る一方です。
実際に覗って、仕立てて、それで良さがわかるというものです。

◆齋藤 力という男

齋藤 力氏。
1984年生まれ。
着ているスーツは「DORSO」のビスポークだが、ラペルロールや肩から首にかけてののぼりに明らかな高級感が覗える。

同氏を語るには僕はあまりにも経験不足ですが、そんな浅瀬の人間にもわかりやすく魅力的であることが齋藤氏のユニークポイント。
現在様々なプロダクトを打ち出していることからもわかるように、多趣味、器用、好奇心旺盛、といったところが僕の抱く個人的な所感です。

そんな齋藤氏のインスタグラムはなんとフォロワーが10万人近くもおり、これはもはや女優の雛形あきこさんと同じくらいのフォロワー数です。
なんというか、やばいですね。

そんな齋藤氏のインスタグラムの中でもとりわけ人気が高い(僕の周りだけかも)が、「ネクタイ巻き巻きリール」です。
齋藤氏がネクタイ巻いているだけの動画なのですが、やたらクセになります。
ネクタイも美麗ですし、合わせているジャケットやチーフにも学びがあるので探してみてください。

◆DORSO訪問記

DORSOは東京都中央区にある、完全予約制テーラーです。
しかしかの齋藤氏のつくる城ですから、さぞかし美しいのでしょう。
エレガントなだけでなく、色気をまとっているところが同氏のプロダクトの特徴。
そりゃもう店に関してもこだわりぬいているに違いない。

……えっ??????

間違って悪の秘密組織の根城に来てしまった僕。
そりゃもう方向音痴だから仕方ない。
でもなんかどう見てもここだから一応あがってみましょう。
たぶんないけど。

………えっ。

あるじゃん……。

DORSOは完全に隠れ家的スペースでした。
恐らく偶然迷い込んでくる人は皆無でしょう。
酔っぱらってやってきて、「3万くらいでやってくれや!」みたいな人絶対来ません。
そもそもそんな阿呆存在するのか知りませんが。

店舗の中はまさしく異空間。
まるでBarのような、しっとりとした重厚感のある雰囲気です。
カウンターが立派すぎてほおずりしそうでしたが、すんでのところでやめました。
危うく嫌われるところでした。

店をBarに喩えるならば、ここはバックカウンター。
当然そこにはメイン商材となる生地や、そのバンチが置かれています。
齋藤氏のセレクトをカウンター越しに存分に満喫することができるわけですね。

DORSOではオリジナルデザインのアクセサリーもあります。
いずれも手作業でつくられる、こだわりの逸品です。
僕もひとつオーダーしましたので、別記事にてレビューします。

 


フィッティングルームすら美しい。
このカーテンなんか高級感すごいですね。

 

◆DORSOのプロダクト

僕が確認しているだけでも、DORSOは既に数々の上質なプロダクトを手掛けています。
オーダースーツやジャケットはもちろんのこと、アクセサリーも手掛けるのはさすがのセンスです。
もちろん僕も今後の展開も含めて楽しみにしていますから、ひとまずジャケットとアクセサリーをオーダーしました。
ジャケットは計2着オーダーしているので、ぜひレビュー記事を楽しみにしていてください。

雑記
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装い、メソッド。

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