上質で中庸なモノを揃える:バルバ オックスフォードシャツ

シャツ

唐突に私事ですが、最近引っ越ししました。
これまで引っ越しって慌ただしいイベントでしかなかったのですが、今回は家族をもって初めての引っ越し。
熟考を重ね、満足度の高い引っ越しができました。
それに合わせて、QOLを重視したアイテムをいくつか購入しています。
それぞれレビューしようと思いますが、服好きにとっての「クオリティ・オブ・ライフ」とは即ち下着……!!(そうでもないか)

シャツが下着かどうか、というところで議論を持ちだすと、「下着ではあるが肌着っぽくはない」という立ち位置でしょうか。
少し特別感を出してみると、今回ご紹介するシャツはナポリスタイル。
手縫いの工程が含まれいます。
この手縫いの恩恵は、より下着としての機能、つまり「着心地」「動きやすさ」に一役買います。
新生活と共に着はじめるには素晴らしい選択だと、自画自賛からスタートしましょう。

◆BARBA(バルバ)

創業は1964年。
伝統的なナポリスタイル、手縫いの工程を取り入れることで有名ですね。
とはいえ総手縫いというわけではなく、ミシンとハンドを合わせるスタイルです。
ナポリシャツでは部分的に手縫いを取り入れるケースが多いですね。今回はその仕様も含めてみていきましょう。

 

◆ディティール

さて、細かくみていきます。
襟はホリゾンタルですね。生地はオックスフォードのヘリンボーン。ピンポイントオックスフォードでしょうか?なめらかな質感です。
まず全体像から見てとれる袖付けの特徴。ステッチの柔らかい雰囲気は好みの分かれるところです。

このハンドの袖付けが、見た目だけでなく着心地にも柔らかさをもたらし、腕の稼働をより柔らかくします。
よく、「ニットのような」と形容されますが、良い得て妙でしょう。ストレッチ素材のような動きやすさと、手縫いならではの上質感が調和します。

さて、手縫いといえば……

ボタンホールも雰囲気溢れる手縫い仕様ですね。
“えくぼ”と表現されることもあるそうですが、ボタンホールの横がくぼんでいますね。
手縫いならではというところですが、苦手な方もいるでしょう。ミニマルなディティールとは言い難いですからね。

個人的には、今回はこのボタンとボタンホールの組み合わせが気に入りました。

小さく、厚みのある貝釦。
光沢も強いですね。ラグジュアリーな雰囲気です。
オックスフォードの生地にあってこの仕様、バランス良しです。

ガゼットもハンドですね。
ちょちょいっ!と付けた感じですが。これもテクニックがいるのでしょうか。
昔知り合いの和菓子職人に「食べるのがもったいないほど美しい造形ですね」と素直な気持ちを表現したところ、「良く言ってもらいますが、まだまだ半人前なんですよ。美しさと“おいしそう”の両立ができないとだめなので」と謙遜されたことがあります。
あれ?これ関係ありそうで別に関係ない話ですね。

背ダーツの仕様です。
程よくスリムにフィットします。
ここまで詳細な仕様を見ると、早く着たくなりますね。

◆着用

というわけで、着てみました。
ツイードのジャケットに合わせて、ノータイでカジュアルに。
ホリゾンタルカラーはノータイでも着られて便利ですね。
夏でも活躍しそうです。

アットヴァンヌッチのネクタイを合わせてみました。
ネクタイをしても良い感じです。
あまり意識していませんが、ゴージラインとシャツの襟の位置関係について気にされる方にとっても、ホリゾンタルカラーは合わせやすいような気がします。
持っているジャケットにもよりますが。

 

◆まとめ

ちょっと面白い話として書きますが、今回購入した店舗で受けた接客、「サックス?なんですか?これは青ですが…え?生地?生地は普通の感じですね。ええ。普通のシャツの生地です。」と、まあなんともロックンロールな攻め方をされる店員でした。
いや、オルタナティブ・ロックか?

しかしモノは良いし、オルタナティブ・ロックなだけで店員も販売自体は積極的。
webでの購入とは一味違う経験ができました。
良いですね、オルタナティブ・ロック。

シャツ
SNSではより等身大のyurimeをpostしています。ひかないでね。
装い、メソッド。

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